理解を深めよう
治験のインフォームド・コンセントでは、治験の目的や方法、予想される効果や起こりうる可能性のある副作用、参加していただくボランティアの方の権利や守っていただく事項等について十分説明し、
十分に理解いただいたうえで、治験に参加することに同意していただくようになっているのです。
歯科医師は、病気の現状を正確に患者様にお伝えし、現代の医療水準で最善と考えられる選択肢を提示し、その治療のリスクや他の選択肢について説明する義務があるのです。
患者さんが医療の主役としてみずからが病気の状態を知りより積極的に治療に参加しようとする機運の高まりに基づいているのです。
このことばを理解するために説明と同意について考えるようにしましょう。病気に関する情報は誰のものでしょうか?
発見したのは医師でも、情報の持ち主は患者さんなのです。
そして、その情報について知りたいことを知ることと治療法を自分で決めることは基本的人権のひとつとなっているのです。
歯科医院がどのようなスタンスで治療に取り組んでいるのか、インフォームドコンセントによって把握する事も出来るようです。
何事も個人主義、個人本位の米国と、家族優先の日本との文化の違いは大きく、家族が患者の代理人となる場合は、インフォームドコンセントは成立しないのです。
症状、診断、予防および治療方法を説明する義務があり患者さんに納得してもらう必要があるのです。
医師側は医療の考え方として患者さんの人権を守り立場を尊重することが大切になっているのです。
通常、患者さんは自分の身体や医療について知りたいはずなのです。
そうした患者さんの望みに応えて、医師が分りやすく丁寧に説明し、コミュニケーションを取ることは、医師と患者さんの信頼関係を築くことでもあり、そうすることで初めて、他人同士である両者が治療を通じて病気に立ち向かうことができるわけなのです。
現在、インフォームドコンセントについてご存じない方が沢山いるねす。
悲しい事ですが、まだまだ日本では患者中心の医療が浸透しきっていないのです。
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